受験者のプライバシー侵害?

一部のオンライン試験監督サービスを行うプロバイダーは、受験者のPCに監視専用アプリやソフトウェアのインストールが必要です。その場合、受験者のプライバシー侵害などのリスクが発生するか、また、その他の課題があるのか調べてみました。

発生の可能性のある課題やリスク

プライバシー侵害のリスク:
受験者が監視用ソフトウェアをインストールすることにより、個人情報やプライバシーに関するデータが共有される可能性があります。また、ソフトウェアによって受験者の個人的な情報が収集される場合があります。

技術問題:
監視用ソフトウェアをインストールすることによって、受験者のコンピューターが影響を受け、システムの動作に支障をきたす可能性があります。

インストールやセットアップに関する課題:
監視ソフトウェアをインストールするために、受験者にとって大変な手続きや複雑な設定が必要な場合があります。

監視ソフトウェアの信頼性:
監視ソフトウェアが想定通りに機能しない場合があり、それによって不当な不合格や遅延が生じる可能性があります。

受験者のストレス:
監視ソフトウェアによって、受験者が監視されているというプレッシャーやストレスを感じる可能性があります。監視ソフトウェアが受験者の不正行為を防止できる保証はありません。また、監視ソフトウェアに対する回避策がある場合があります。これらのリスクを最小限に抑えるためには、適切な監視ソフトウェアを選択することや、監視ソフトウェアの使用に関する明確なルールを設定することが重要です。データ保護に関する基準やポリシーを準拠することも重要です。

監視ソフトウェアの回避策

オンライン試験監督サービスを行う場合に、アプリのインストールなどを行わない最も安全なオンライン試験監督サービスの方法は、次のような手段が考えられます。

ブラウザ経由での監視:
試験監視を行うために、受験者がブラウザを介して試験システムにログインすることができます。システムは、受験者の画面を録画し、ウェブカメラやマイクからのビデオと音声を収集し、試験中不正行為がないことを確認します。

遠隔監視:
試験監視のために、監視者がリモートから受験者のデバイスにアクセスし、試験中に受験者が不正行為を行っていないかを確認することができます。この場合、監視者は受験者のスクリーン見たり、ウェブカメラを通じて受験者の顔を確認したりします。

AIによる見守り検知:
AIは、受験者の動作や言動を監視し、不正行為がないことを確認します。この場合、受験者は特別なソフトウェアをインストールする必要はありません。これらの方法は、アプリをインストールすることなく、オンライン試験監督サービスを提供することができるため、より安全な選択肢となります。ただし、選択する方法によっては、試験監視の精度や信頼性が異なるため、詳細な検討が必要です。

プライバシー保護に関する注意喚起

オンライン試験監督サービスを提供する際に、一部のサービスプロバイダが監視アプリやソフトウェアをインストールすることによって、受験者のプライバシーや個人情報が登録するリスクがあります。また、インストールによって不正なアクセスやシステムのセキュリティ上の問題が生じる可能性もあります。
当社では、オンライン試験監督において、プライバシー保護を最優先に考慮し、監視に必要な情報は、カメラやマイクの利用など、監視ソフトのインストールを必要としない手段で収集しています。不必要な録画・録音を行っていません。有人試験監督者を配置して、テストセンター会場と同等の受検環境と最大限の注意を払って、安心して受験できる環境を提供しています。
オンライン試験監督をご検討されている方は、安全でプライバシー保護がしっかりと考慮されたサービスをご利用いただきますよう十分ご配慮ください。

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