PBT・マークシート試験とは?

PBTとは、「Paper Based Testing」の略称です。マークシートなどの紙ベースによる全国一斉試験形式です。
現在実施されている代表的な試験として最も代表的なものに入学試験があります。
全ての科目で、設問に対して与えられた選択肢の中から受験者が正解と思うものの数字を選択し、それを解答用紙(マークシート)の指定された解答欄に鉛筆でマークする(塗り潰す)というものです。

PBTのメリット

  1. 試験問題作成が固定パターン作成で済む
  2. 全受験者の問題が同じであるため、人によって問題の差が出ない
  3. 販促やプロモーションを申込期間に集中できる
  4. 比較的安価で試験実現ができる
  5. 社内試験に臨機応変に対応できる

PBTのデメリット

  1. 受験者が、限定会場でのみ受験ができず受験機会が少ない
  2. 試験結果発表までにある程度の時間がかかる
  3. 運用面から考えると、全国的に会場を増やすことが非常に面倒である
  4. マークシート型の場合、身近な受験者の解答などがカンニング可能である

PBT試験とCBT試験との比較

比較1
ペーパー試験は、試験の度に問題を作成し、印刷する必要がある。CBTシステムに問題を登録しておけば、毎年何度も実施される社員の教育や社内試験等を手間をかけず作成することができる。

比較2
ペーパー試験は、同時刻で一斉に行うため、受験者の時間を拘束し、会場手配などの準備や運営が面倒。 CBTシステムは、所有のパソコンで日時に縛られずに受験できるため、会場費や会場までの交通費などコストや拘束時間を削減することができる。但し、会場事前予約型システムは、お近くの会場で受験が可能ですが、交通費はがかかります。

比較3
ペーパー試験の試験用紙の印刷、保管スペース、輸送など配布するまでのコストがかかります。CBTシステムは、試験用紙の印刷、保管スペース、輸送などが不要ですので、コストや運用面での不安を解消できます。

比較4
ペーパー試験の採点は人が行わなくてはいけないので、結果が出るまでに時間がかかってしまう。マークシート方式も同様に専用採点機械が必要になります。 CBTシステムによる試験は、終了とともに採点し、即時に結果報告することが可能ですので運営側は、採点・結果送付にかかる時間やコストを削減することができます。

比較5
ペーパー試験は、試験終了後、採点結果を集計するのに非常に労力がかかります。 CBTシステムによる試験は、データで管理できるため、採点結果の集計も簡単に行え、運営側の手間を驚くほど軽減できます。

比較6
ペーパー試験は、集計結果をもとに手動で受験者の管理をしなくてはいけないなど試験後の運用コストも大きいです。 CBTシステムは、合否結果など特定の受験者のデータ抽出が可能ですので、任意に選別し、連絡や再受験などの管理も容易に行うことができます。